
美味しいコーヒーを楽しむために、一番大事なのは 『鮮度』です。
丸美珈琲店では、美味しく飲んで頂ける期間を
焙煎後
と考えています。
この期間を過ぎると味の劣化は進行しますが、飲んでも問題はありません。
新鮮なコーヒーは、お湯を注いだ時に香りの元である炭酸ガスが出て、粉が大きく膨らみます。
これが美味しいコーヒーが抽出できる秘訣です。
この炭酸ガスは、コーヒー豆の中に閉じ込められています。 ですからできるだけ豆で購入し抽出直前にコーヒーミルで挽くことをおすすめします。
粉の場合は、鮮度保持期間を考えこまめに購入するといいでしょう。
コーヒー豆の品質が高く、鮮度の守られたコーヒーはコーヒーメーカーでいれても、プロでなくても簡単に美味しく淹れられます。
また、上質なコーヒーは、雑味がなくクリーンな味が持続するので冷えてからも美味しく飲んで頂けます。

だれでも簡単に、スペシャルティコーヒーの味がいつも同じに抽出できるように、後藤栄二郎が開発しました。
今までのドリップとの違い |
高温短時間の抽出で香り、フレーバー、甘さをしっかりと引き出します。高品質のスペシャルティコーヒーの風味をダイレクトに味わうことができます。 |
秤とタイマーを使用し、挽きたてのコーヒーをマニュアル通りに抽出することで、誰が淹れても美味しいコーヒーに。 |
ポイントは
- コーヒーの鮮度
- 細かい挽き目(極細)
- お湯を勢いよく真ん中に
の3つです。 |
用意するもの
・デジタル秤
・木べら又はスプーン
・タイマーor時計
・ハリオ円錐ドリッパーとサーバー
・ドリップ用ポット(注ぎ口が細いものが良い)
・電動コーヒーミル(極細挽きにすると劣化が早くなります。抽出の直前に挽くのが大事です。)
|
味の質 |
焙煎度合 |
コーヒー豆(粉)量 |
蒸らし湯量(注ぎ始め) |
湯量合計 |
出来上り |
レギュラーカップ |
1杯分 |
柑橘系の酸味 |
浅煎り |
12g |
40cc |
180cc
蒸らしとその後注ぐお湯の合計 |
140cc
お湯が落ち切った時のコーヒーの出来上がり量
|
バランス・飲み易さ |
中煎り |
14g |
40cc |
芳ばしさ・苦み |
中深煎り |
16g |
50cc |
濃厚なコク・苦み |
深煎り |
20g |
60cc |
2杯分 |
柑橘系の酸味 |
浅煎り |
21g |
60cc |
340cc |
280cc |
バランス・飲み易さ |
中煎り |
24g |
60cc |
芳ばしさ・苦み |
中深煎り |
28g |
70cc |
濃厚なコク・苦み |
深煎り |
32g |
80cc |
マグカップ |
1杯分 |
柑橘系の酸味 |
浅煎り |
16g |
50cc |
260cc |
220cc |
バランス・飲み易さ |
中煎り |
18g |
60cc |
芳ばしさ・苦み |
中深煎り |
20g |
60cc |
濃厚なコク・苦み |
深煎り |
24g |
70cc |
2杯分 |
柑橘系の酸味 |
浅煎り |
28g |
60cc |
490cc |
440cc |
バランス・飲み易さ |
中煎り |
32g |
60cc |
芳ばしさ・苦み |
中深煎り |
36g |
70cc |
濃厚なコク・苦み |
深煎り |
40g |
80cc |

コーヒーの
粒子の大きさ |
パウダー状 |
グラニュ糖 |
ザラメとグラニュ糖の中間 |
ザラメ |
極細挽き |
細挽き |
中挽き |
粗挽き |
器具 |
エスプレッソ |
ニューウェーブドリップ |
三穴・円錐ドリッパー、サイフォン、コーヒーメーカー、布フィルター |
カフェプレスパーコレーター |
用意するもの:ドリップポット、ドリッパー、サーバー、ペーパー、メジャーカップ
ここでは、味の調整がしやすい円錐ドリッパーを使用します。
円錐ドリッパーとは、大きな一つ穴でお湯の量を調整しやすいタイプです。
・ドリップポット、ドリッパー、サーバー、ペーパー、メジャーカップを用意したら人数分のコーヒー粉を計量しセットします。
(円錐ドリッパーの場合)
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コーヒー |
抽出量 |
1杯分 |
14g |
125cc |
2杯分 |
22g |
250cc |
3杯分 |
30g |
375cc |
4杯分 |
38g |
500cc |
5杯分 |
46g |
675cc |
- お湯は、沸騰してから少し冷まして92度程度にします。・・・やかんから細口ポットに入れ替えると良い
- 豆の場合、計量した豆をコーヒーミルで円錐ドリッパーに合わせた中挽き(グラニュ糖とザラメの中間)で挽きます。
- 器具はお湯で温めます

用意するもの:布フィルター、サーバー、メジャーカップ
初めて使う布フィリターには、糊がついています。
最初に鍋に布フィルターが浸る程度にお湯をいれて抽出後のコーヒーカスを適量いれて10分程度煮沸してください。
次にフィルターを取り出し、流水でコーヒー粉を洗い流します。
布フィルターには、洗剤は使用厳禁です。流したら最後に布フィルターを絞り、タッパーに水を張って中に浸して冷蔵庫に保管します。
- コーヒーの挽き方は、中挽き(グラニュ糖とザラメの中間)
- 粉の量は、ペーパーフィルターと同様です

コーヒーメーカーでコーヒーを淹れた時に<ぬるい>と感じた事はありませんか?
また、<味がでない>と感じた事があると思います。
その原因の多くは
- サーバーが温まっていない。
- お湯のパイプに前回使用した時の水が残っている。
これらが原因となっています。
そこでコーヒーをドリッパーにセットする前に、コップ一杯の水をタンクにいれてスイッチをいれお湯を先に通すことで、器具が温まると共に、最初から熱いお湯がでるのでコーヒーの蒸らしができるのです。
これでコーヒーメーカーで美味しいコーヒーが出来上がります。